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未破裂脳動脈瘤 発覚してから

脳動脈瘤は大きくなればなるほど破裂する危険性が高くなります。

普段の生活で気を付けることは、ストレス、重たい荷物を持ったり、トイレでかなり強く力んだりと…血管に負担のかかるような事は避けたほうがいいと言われました。

私は夜勤有りの工場勤務です。

どちらかと言えば、夜勤より昼勤のほうがストレスがかかります。

交通渋滞で通勤に時間がかかったり、勤務先の食堂の人の多さに辟易させられます。

夜勤のほうが、昼間に病院、銀行、買い物など用事をすますことができます。

ただ工場勤務なので、重量物を運ぶこともあります。

未破裂脳動脈瘤が見つかり、すぐに上長に報告しました。

実は10年くらい前に、現在と同じ職場で長らく一緒に働いていて仲良くしていた同僚を亡くしています。

仕事中にくも膜下出血で倒れ、そのまま亡くなってしまった辛い記憶があります。

そういうこともあり、職場では仕事内容を見直して下さってとても気を遣って頂いています。

とは言っても、これを気を付けないとと考えていることが嫌になります。

ダイエットのためにジムに通い、筋トレマシンを頑張っていた1年後に病気が発覚。

病気が発覚したことで、やりたいことを制限しなければならなくなり、気を付けないといけないことが常に頭にある毎日を送ることが憂鬱でした。

それよりなにより、動脈瘤が大きくなっていないだろうか、心配も尽きません。

日に日に、早く悪いところを無くしたいという気持ちが膨らんできました。

悪いところをなくすには手術しかありません。

どういう手術があるのか、ネットで調べ、担当の先生にも相談をしてみました。

2018年のことです。

医療の進歩で今はもっといい手術方法が新しく出てきているかもしれません。

その当時は、クリッピング術とコイル塞栓術の2種類でした。

クリッピング術とは、開頭手術で患部をクリップで挟み、血液が動脈瘤に流れないようにする手術です。

コイル塞栓術は、血管内手術で動脈瘤内にコイルを詰め、血液が入り込まないよう隙間を埋める手術です。

簡単な説明ですが。

頭蓋骨の一部をくり抜くって想像しただけで怖いです。

開頭手術した方のブログなどから経験談を読み、開頭手術だけはどうしても怖くてできないと行き着き、手術するならコイル塞栓術だと気持ちが固まって行きました。

実家から離れ下宿生活で頑張っている子ども達には心配をかけたくないと、この病気のことは話していませんでした。

病気を相談できるのは、主人と実家の両親です。

手術したいことを主人に相談しました。

主人は私の気持ちに寄り添ってくれて、応援してくれました。

子どもたちには、手術が終わったら報告しようとふたりで相談して決めました。

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