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未破裂脳動脈瘤 きっかけ

40代後半に差し掛かった2018年、職場の先輩から「40過ぎたら一度は脳ドック受けてると安心だよ」と言われ、かる~い気持ちで、人間ドックの追加オプションで脳ドックをプラスし初めてMRI検査を受けました。

初のMRI検査。

30分くらい動かず拘束されるので、「お腹痛くなったらどうしよう」「咳が止まらなくなったらどうしよう」「唾がたまって飲み込んでも大丈夫かな」

トイレやその他諸々…いろんなことが気になります。

いざMRIの部屋に案内され、細長い台の上に仰向けになります。

騒音対策のヘッドホンを取り付け、タオルなどを詰めて頭が動かないように固定。

緊急の時に呼び出せるように呼び出しベルを手に持つように指示されて、とうとうあのトンネルの中へ。

私がおデブちゃんだからかとても窮屈で…頭が動かさないために身体を動かすのも我慢して。

トンネルの壁に当たる肘がどんどん痺れてきて、うるさい機械音?電子音?よりもそっちが苦痛で苦痛で、体感では倍の時間入っていたように感じました。

苦痛な時間が過ぎ、やっと検査が終わりました。

鼻カメラの胃健診も辛いけど、じっとしているMRI検査も辛いと感じた時間でした。

健診最後に結果説明があり、そこで初めて『未破裂脳動脈瘤』があることがわかりました。

医師の説明から出てくる初めての単語が、耳の上を滑るように通り抜けていき、他人事のように聞いている自分がいました。

たまたま帰りのエレベーターでその医師と一緒になり、脳ドックの受診率は低いらしく、どうして脳ドックを受診することになったのかその経緯を聞かれました。

「見つかってよかったですね。まだ小さいし、今すぐどうこうではないですよ。気落ちすることないから。定期的に経過を診てくださいね」と言われ、その場をあとにしました。

帰宅して、『未破裂脳動脈瘤』について片っ端から情報を調べました。まさにガーンという感じ、放心状態でした。

体験談を読み、爆弾を抱えているようなものとの記事に、常に心に破裂するんじゃないかという不安がありました。

どうしたら破裂することがないのか調べ、来る日も来る日もネットを漁る毎日でした。

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