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未破裂脳動脈瘤 手術へ

手術を決意した私は、担当医の先生に相談をしました。

私の場合、動脈瘤自体の大きさが小さいこともあり、コイルがうまく動脈瘤内に留まってくれるかという懸念があることを話してくださいました。

また動脈瘤のある位置が血管の曲がった先にあるため、コイルが入れにくい難しい手術なのだそうです。

その詳細をお話するために、夕方に時間を取ってくださり、主人に説明してくださいました。

手術はいつにするのか。

長期仕事を休まなければならないことを併せて考えて、年末までには退院できるように、12月の中旬頃に手術をお願いすることになりました。

手術日は12月11日に決定しました。

2018年の年末です。

入院の一週間前に手術に耐えれる身体かどうかの検査がありました。

一番つらかったのは、肺活量を調べる検査です。

なぜか苦手で、何回もやり直しになりました。

そして手術前日の12月10日が入院の日でした。

入院は午後2時。

当日入院になる患者さんとともに入院受付します。

10家族ぐらいが受付開始を待っていました。

なんとか受付を終え、主人とともにお世話になる病棟のフロアに移動しました。

担当の看護師さんが来られるまでのところで体重を計り待っていました。

あとで担当の看護師さんに言われたのが、失礼なことに主人を息子だと思っていたのだと。

それを聞いて主人は喜んでいましたが、私としては大ショックです。

それをきっかけに看護師さんと打ち解けて、時間があると話ができて、それがとても楽しかった記憶があります。

手術は午後になりました。

午前中はバタバタ、尿道に管を入れる処置をしたり、点滴を刺したり。

この点滴を刺すのが大変でした。

太っているためか、血管がつかめなく、何回もやり直し。

ふくらはぎに刺したり、足の甲に刺したり…。

しまいにはベテランの方に変更になったりして、何回痛い思いをしたことか。

そしていよいよ手術のため、移動することになりました。

点滴をしていたので、スタンドを押しながらの移動です。

ベッドで手術室に入るイメージを持っていたのですが、主人や担当の看護師さんとおしゃべりしながらエレベータで降り、手術室に移動しました。

手術室のドアの前で、主人や実家の両親と別れ、手術室の中に入ります。

中に入ると担当医の先生の顔が見えてホッとした記憶があります。

その他麻酔科の先生にご挨拶をし、手術台に上がりました。

手術をするのは初めてではないですが、ここで手術するんだーと漠然と思いました。

と、手術前の記憶があったのはここまでです。

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