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未破裂脳動脈瘤 いよいよ退院

そしていよいよ退院できることになりました。

12月11日に手術を受け、翌週20日の退院が決まりました。

こんなにも早く退院できるとは思っていませんでした。

退院の日、主人とともに担当の先生から説明を受けました。

開頭手術は頭蓋骨をくり抜き、処置をした後くり抜いた骨を再度頭蓋骨に元通りにはめ込まなければなりません。

そしてその骨の上からチタンプレートでズレないように接着してあります。

レントゲンを見ると、チタンプレートがはっきりと映っていました。

その説明を受けるまで、チタンプレートが頭蓋骨の上に貼り付いているなど想像もしていなかったのでとてもびっくりしました。

担当医の先生に御礼とご挨拶をし、つぎに担当の看護師さんにご挨拶をしました。

短い間でしたが気の合う看護師さんで、手術でしんどい思いはしましたが、入院生活がとても楽しかったです。

お互いに泣いてしまったのですが、「また会いたい」とは言えない間柄です。

「会うことがないように」と、また入院して会うことがないようにと言ってお別れしました。

太ももの付け根の圧迫痛で一歩踏み出すにも痛みが走ります。

一番つらかったのは、車に乗り込む時、車から降りる時でした。

「せ〜の」と気合を入れ足を持ち上げなければ、足を上げることもできません。

勢いをつけて身体を動かし、動かした後は痛みでしばらくは悶絶です。

そうしてようやく我が家に帰って来ました。

大手術をし、なかなか身体も言うことが聞かず、頭もボーっとしている状態が何日も続きました。

そんな状態で年を越し、年初の診察日に復職日の相談をしました。

手術直後はもう二度と仕事ができないかもしれない…とか、早くても半年以上は仕事できないかも…なんて思っていましたが、復職OKの診断が出たのは手術後41日…という思ってもみない結果でした。

大きな手術をした割にはとんでもなく超スピードでの復職になりました。

術後の説明を受けた時に聞いたお話でびっくりしたのは、血管の修復にかかるのは1日もかからないと。

もっと詳細に何時間くらいとはっきり言われたのですが忘れてしまいました。

人間の回復力ってすごいと感じた瞬間でした。

それだけ早期に復職できるということは喜ばしいことです。

でも、「もう働くのか。もう少し休ませてくれよー」と思ったことは言えませんが。

復職予定日の数日前に、会社の産業医さんと面談があり、診断書と面談の結果から、担当医の先生から復職OKが出ている日が正式な復職予定日となりました。

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